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まるえー!
「う、あ…ひっ…あっ、あ…」
「……」
「い、や、あうっ…」
「……」
「んぁぁぁっ…ひぁ、あ!」
「……」
マルコはエースの身体を撫でていた手を止め、途中までマルコを受け入れたまま身体の下で震えている相手をじっと見た。
「な、に?」
「……いや…」
まさか、そんなわけあるまい。
未だ子供と言ってもいい若さだとは言え、新世界までたどり着く実力を持つ海賊団を率いていた男だ。まさか、そんなわけ…
「マルコ?」
うっすらと涙を浮かべ、心細げに見上げてくるエースに眉を顰める。
痕が着くほど強くマルコの腕を掴む指。怯えるように震える唇。撫でられる度に逃げるように波打つ肌。そして、愛撫に堪え切れずに零れる声。
そのどれもが自分の思いつきを肯定しているようで、マルコは知らず黙りこんでいた。
「あの…マルコ?」
どうしたのだろう。
好きだとか、愛してるとか、そんな甘い言葉をささやいてもらえた覚えは確かにないが、それでもさっきまで随分と積極的に行為に及んでいたはずの相手が急に動きを止めたかと思えば、人を殺さんばかりの視線で睨みつけている。しかも、まさに真っ最中、おそらく先端だけだろうが挿入した状態で。
何が悪かったのだろうとぼんやりした頭で考えてみても、正直思い当たる節があり過ぎて…
大体、マルコが男もイケるなんて話聞いたことがない。港に行けば大抵女のいる宿にいるし、ナースの姉さんたちとも仲がいい。どう考えたって女好きのマルコだ。何度も何度もしつこく迫ってみてようやくベッドに傾れ込めたものの、いざコトに及んでみたらやっぱり身体も声も男な相手に萎えたと言うことだろうか。いやでも、今まさにエースを串刺しにしようとしているモノは萎えてる気配は全くないけど……慣れない苦痛に碌に頭が働かないエースは混乱を通り越してなんだか泣きたくなってきた。
「えと…あの………ご、ごめん」
思わず掠れた謝罪の声が口から出た。
「……なんで謝ってんだよい」
「だ、だって…マルコ、怒ってるだろ?」
「怒ってねえ」
じゃあなんでそんな顔してんだ。なんで睨むんだ。
「睨んでた、かい?」
「思いっきり」
「……悪ぃ、考えごとしてた」
そう言ってするりとエースの腰を撫でる。その仕草にひゃっと声を上げ、受け入れ掛けたモノをきゅっと締め付ける。
「っ……おい、こら、急に何やしがる」
イっちまったらどうすんだバカ、と言われてエースはだって、と唸った。
「ふ、ふつう、こういうコトの最中に考えごととか、しなくねぇ?」
「あー……だから悪かったよい」
「……何、考えてんだよ」
「なんでもねえ」
そう言ってマルコはエースの首筋に顔を埋めると、良く陽に焼けた肌にきつく吸いついた。
「っ……あ」
マルコが身体を再び進めようとするとエースの身体が震え、マルコの腕を握りしめる指に力がこもる。
「……エース」
「ふ……あ、ん?」
マルコにしがみ付くような姿勢のまま、エースが何?と応えた。
「お前、まさかと思うが」
「う、ん?」
「……俺が初めてってんじゃねえだろうな?」
「…………………………え」
長い沈黙の後にエースの漏らした掠れた声にマルコがバッとエースから身体を離した。
「うぁっ……」
せっかく痛いのを我慢して含んだ部分を引きぬかれてエースが悲鳴を上げた。
「初めてなのかよい!?」
「………………」
返事をしないエースにマルコがチッと舌打ちをした。
「っ……あ、あのっ、でも、お、女の人とはしたことあるし、えと、……」
今度こそはっきりとした意図を持って自分を睨みつけるマルコにエースはワタワタと言い訳を始めた。
「めんどくせえかも知んねえけど、あの、俺、が、頑張るから……」
「んな事言ってねえだろうがっ!このバカッ!」
マルコはエースをグイッと引き上げると、しっかりと抱きこんだ。
「初めてならそう言えってんだよい!」
「だって……」
「だってじゃねえ」
抱きこんだエースの髪をくしゃくしゃと撫でる。
「ったく……キツかっただろう?」
「……ヘーキ」
「平気なワケあるかよい。バカ」
何度も何度も、手を変え品を変え慣れた仕草で色っぽく誘って来るものだからすっかり騙された。戸惑う仕草も恥じらう仕草も、慣れない痛みに苦しげに眉を寄せる表情すらこちらを乗せるための演技だと思ってしまった。
バカはどっちだ、とマルコは内心自分を罵った。
「平気だから、マルコ」
ようやく、マルコと繋がれるのに。たとえそれが身体だけの関係だとしても、止めないで欲しい。
「お、俺、自分で準備するし、だから……」
止めないでよ。
ほとんど消えかかかった声での懇願に、マルコはハァ……と溜息を吐いてエースを背中から抱きかかえた。
「マルコ?」
うなじに顔を埋めて首筋を舐めあげる。
「今更止められるかよい」
俺だって切羽詰まってんだ、と背後から高ぶりを押し付けられてエースはギュッと目を閉じた。
「自分で準備するって?」
「……う、うん……」
コクコクと頷いたエースにマルコはククッと喉を鳴らして笑った。
「バァカ。お前じゃ無理だよい」
「無理じゃねえって!」
振り返ろうとするエースを押さえつけて、マルコはエースの前を握った。
「んっ……」
「男の相手をしたこともねえくせに」
「……じゃ、じゃあ、マルコはあんのかよ?」
「……」
マルコは黙ってエースをシーツに押し付け、足を割った。
「んっ!ちょ、あっ…答えっ……んぁ」
マルコの舌が首筋から背中の誇りを撫で、それから腰に吸いつく。腰だけ高く上げるような姿勢にエースは小さく呻いたが、足を撫でるマルコの労わる様な指の動きにおとなしくなった。
「いい子にしてろよい」
「っ……」
結局マルコの手管に翻弄されて、エースは答えは聞けなかった。
「……」
「い、や、あうっ…」
「……」
「んぁぁぁっ…ひぁ、あ!」
「……」
マルコはエースの身体を撫でていた手を止め、途中までマルコを受け入れたまま身体の下で震えている相手をじっと見た。
「な、に?」
「……いや…」
まさか、そんなわけあるまい。
未だ子供と言ってもいい若さだとは言え、新世界までたどり着く実力を持つ海賊団を率いていた男だ。まさか、そんなわけ…
「マルコ?」
うっすらと涙を浮かべ、心細げに見上げてくるエースに眉を顰める。
痕が着くほど強くマルコの腕を掴む指。怯えるように震える唇。撫でられる度に逃げるように波打つ肌。そして、愛撫に堪え切れずに零れる声。
そのどれもが自分の思いつきを肯定しているようで、マルコは知らず黙りこんでいた。
「あの…マルコ?」
どうしたのだろう。
好きだとか、愛してるとか、そんな甘い言葉をささやいてもらえた覚えは確かにないが、それでもさっきまで随分と積極的に行為に及んでいたはずの相手が急に動きを止めたかと思えば、人を殺さんばかりの視線で睨みつけている。しかも、まさに真っ最中、おそらく先端だけだろうが挿入した状態で。
何が悪かったのだろうとぼんやりした頭で考えてみても、正直思い当たる節があり過ぎて…
大体、マルコが男もイケるなんて話聞いたことがない。港に行けば大抵女のいる宿にいるし、ナースの姉さんたちとも仲がいい。どう考えたって女好きのマルコだ。何度も何度もしつこく迫ってみてようやくベッドに傾れ込めたものの、いざコトに及んでみたらやっぱり身体も声も男な相手に萎えたと言うことだろうか。いやでも、今まさにエースを串刺しにしようとしているモノは萎えてる気配は全くないけど……慣れない苦痛に碌に頭が働かないエースは混乱を通り越してなんだか泣きたくなってきた。
「えと…あの………ご、ごめん」
思わず掠れた謝罪の声が口から出た。
「……なんで謝ってんだよい」
「だ、だって…マルコ、怒ってるだろ?」
「怒ってねえ」
じゃあなんでそんな顔してんだ。なんで睨むんだ。
「睨んでた、かい?」
「思いっきり」
「……悪ぃ、考えごとしてた」
そう言ってするりとエースの腰を撫でる。その仕草にひゃっと声を上げ、受け入れ掛けたモノをきゅっと締め付ける。
「っ……おい、こら、急に何やしがる」
イっちまったらどうすんだバカ、と言われてエースはだって、と唸った。
「ふ、ふつう、こういうコトの最中に考えごととか、しなくねぇ?」
「あー……だから悪かったよい」
「……何、考えてんだよ」
「なんでもねえ」
そう言ってマルコはエースの首筋に顔を埋めると、良く陽に焼けた肌にきつく吸いついた。
「っ……あ」
マルコが身体を再び進めようとするとエースの身体が震え、マルコの腕を握りしめる指に力がこもる。
「……エース」
「ふ……あ、ん?」
マルコにしがみ付くような姿勢のまま、エースが何?と応えた。
「お前、まさかと思うが」
「う、ん?」
「……俺が初めてってんじゃねえだろうな?」
「…………………………え」
長い沈黙の後にエースの漏らした掠れた声にマルコがバッとエースから身体を離した。
「うぁっ……」
せっかく痛いのを我慢して含んだ部分を引きぬかれてエースが悲鳴を上げた。
「初めてなのかよい!?」
「………………」
返事をしないエースにマルコがチッと舌打ちをした。
「っ……あ、あのっ、でも、お、女の人とはしたことあるし、えと、……」
今度こそはっきりとした意図を持って自分を睨みつけるマルコにエースはワタワタと言い訳を始めた。
「めんどくせえかも知んねえけど、あの、俺、が、頑張るから……」
「んな事言ってねえだろうがっ!このバカッ!」
マルコはエースをグイッと引き上げると、しっかりと抱きこんだ。
「初めてならそう言えってんだよい!」
「だって……」
「だってじゃねえ」
抱きこんだエースの髪をくしゃくしゃと撫でる。
「ったく……キツかっただろう?」
「……ヘーキ」
「平気なワケあるかよい。バカ」
何度も何度も、手を変え品を変え慣れた仕草で色っぽく誘って来るものだからすっかり騙された。戸惑う仕草も恥じらう仕草も、慣れない痛みに苦しげに眉を寄せる表情すらこちらを乗せるための演技だと思ってしまった。
バカはどっちだ、とマルコは内心自分を罵った。
「平気だから、マルコ」
ようやく、マルコと繋がれるのに。たとえそれが身体だけの関係だとしても、止めないで欲しい。
「お、俺、自分で準備するし、だから……」
止めないでよ。
ほとんど消えかかかった声での懇願に、マルコはハァ……と溜息を吐いてエースを背中から抱きかかえた。
「マルコ?」
うなじに顔を埋めて首筋を舐めあげる。
「今更止められるかよい」
俺だって切羽詰まってんだ、と背後から高ぶりを押し付けられてエースはギュッと目を閉じた。
「自分で準備するって?」
「……う、うん……」
コクコクと頷いたエースにマルコはククッと喉を鳴らして笑った。
「バァカ。お前じゃ無理だよい」
「無理じゃねえって!」
振り返ろうとするエースを押さえつけて、マルコはエースの前を握った。
「んっ……」
「男の相手をしたこともねえくせに」
「……じゃ、じゃあ、マルコはあんのかよ?」
「……」
マルコは黙ってエースをシーツに押し付け、足を割った。
「んっ!ちょ、あっ…答えっ……んぁ」
マルコの舌が首筋から背中の誇りを撫で、それから腰に吸いつく。腰だけ高く上げるような姿勢にエースは小さく呻いたが、足を撫でるマルコの労わる様な指の動きにおとなしくなった。
「いい子にしてろよい」
「っ……」
結局マルコの手管に翻弄されて、エースは答えは聞けなかった。
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